2014.2.6 首都圏私立3大学アンケート調査と大学合同成果発表会(「社会調査実習A」)

 専修大学社会学科では、2年生のときに、社会調査の実習をおこなう授業を履修できます。授業はいくつかのクラスに分かれており、それぞれの先生が専門とするテーマに沿って、現地に出かけてインタビューをしたり、アンケート調査をおこなったりして、1年かけて成果をまとめます。

 2013年度の見田朱子兼任講師担当クラスでは、首都圏の3私立大学の学生を対象としたアンケート調査(「第1回 大学生の生活と意識アンケート ~首都圏私立3大学編~」)をおこないました。 

3組

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 対象は、慶應義塾大学・成蹊大学・専修大学に在籍する大学生で、授業時間内などに回答をお願いし、全体で465人の方から回答が得られました。大学に行く目的や大学生活の中で最も充実していること、SNSなどを使ったコミュニケーションの実態や、オシャレや恋愛といったことなどを、幅広くたずねています(調査票)。主な調査結果については、速報をご覧ください。

3組  

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 また、2014年2月6日(木)に成蹊大学(東京都武蔵野市)において、この調査にも協力していただいた成蹊大学文学部現代社会学科3・4年生の「社会調査演習」(担当:香川めい先生・渡邉大輔先生(*))の履修者の皆さんと合同で、それぞれのクラスの調査実習の成果の報告会が開かれました。

(*) ちなみに、渡邉大輔先生には2011年度と12年度に専修大学の「社会調査実習A」を兼任講師としてご担当いただいており、成蹊大学との合同報告会は今年で3年目になります。


 専修大学からは、ライフスタイル班、SNS班、Love Forever(恋愛)班の3班に分かれ、3月末発行予定の調査報告書の内容に沿った発表をパワーポイントなどでおこないました。

【ライフスタイル班:「大学生」と呼ばれるものの実像を分析】

・アルバイト経験と学業意識の関連
・サークル・部活動と学業の重視度の関連
・恋愛状況と向上心
・多様に分化している「大学生」の性質

【SNS班:大学生のソーシャルネットワークサービスとのかかわり】

・女性のSNS依存について
・SNSと勉強意欲の関連
・SNS利用と幸福度

【恋愛班:大学生の恋愛の仕方】

・性別による、交際相手の束縛内容の違い
・性別による、恋人と結婚相手に求める条件の違い方
・SNS利用と恋愛状況の関連

 この調査実習での経験を活かして、3年生からの専門ゼミナールで、各自の研究テーマに基づく卒業論文を完成させられるように期待しています。

※ 授業をご担当いただいた見田朱子兼任講師、合同報告会を開催してくださった成蹊大学の香川めい先生、渡邉大輔先生、および調査にご協力いただいたすべての学生や教員の皆さまに、心より感謝を申し上げます。

(文責:社会学科ホームページ担当 金井雅之)